日々是考察

「考えること」を生業とするため、日々のあれやこれやを考えます。

記録することについて考える

世界最古の記録とは、インドネシアカリマンタン島の4万年前の水牛の壁画だそうだ。遥か昔に人々が絵を用いて「記録すること」を行っていたことに、私は驚く。そこから文字になるには、紀元前8000年頃のシュメール人まで時を待つ必要があるが、それでも「記録すること」は古くから行われてきた。

 

「記録すること」によって、人間の脳への負担が軽減されてきたが、それと同時に「記録すること」の手段が人間の欲求にもなってきたと私は考える。

 

その手段というものはどのようなものがあるか。絵を描くこと・文字を書くこと・写真を撮ること・動画を撮ることなどがある。それらの元は「記録すること」から始まり、後に「表現」として人間の欲求を表すものとして使用されることになったのだ。

 

私のこのようなブログを書くという行為も、一種の「記録すること」である。私もまた「記録すること」で、「表現」という自らの欲求を今日も満たしている。