側にあって、ホッとするもの
「あなたは、ラジオを聴きますか?」と人から尋ねられたら、私は「Yes」と迷いなく答えられる。ヘビーリスナーかとさらに尋ねられると、そこまでではないが、勉強する時や、本を読む時、また料理の時によくかける。
最近はアプリの「radiko」のお世話になっている。「radiko」はリアルタイムでないところが弱点だが、キレイなラジオらしい音を届けてくれるところが良い。よく耳を澄ませると、少しノイズが入っているのだ。古きラジオだと、電波が入るところを必死で探していたのを思い出す。私の家は古きラジオだと、電波の谷の位置だったらしく、FMは完全に入らない、AMは何とかという有様だったため、ラジオを楽しむようになったのは、「radiko」が出現してからだ。
ラジオが側にあると、ホッとする。
TV程存在を主張することないかと思えば、時にTV以上にDJさんやリスナーさんの発言に驚かされることもある。また四季を強く感じることも多い。
生放送で放送している番組が多くてDJさんとリスナーさんとの距離が近いから、リアルがそこにあるのだ。そこが、ラジオというメディアが持つ何よりの強みだと私は考える。
そうして、今、私は某FM局の番組の最終回を聴きながら、このブログを書いている。春は出会いと別れの季節だということを強く感じさせる。寂しくなるが、だからこそ私はそんなラジオが大好きなのだ。